どこかにある何かを探して。

旅と留学の記録と時々日記。

ワーホリ向いてなかったかもしれない

カナダでのワーキングホリデー開始から4か月が経った。

先月末に大都市トロントからアルバータ州の田舎町に引っ越してきて、新しい仕事や生活にも慣れてきた。

 

何か物足りなくて思ったのは、私ワーホリ向いてないかもしれないということ。

思ってたよりワーホリは大変じゃないし、楽しくないし、自分からちゃんと行動を起こしていかないと楽しいことは何も起きない。もちろんこれは全部私のせいで、カナダやワーホリ自体が悪いわけでない。

 

生活は生活であって、旅ではない。

海外にいるだけで刺激的な毎日が送れるわけでない。

家を借りて住んで、毎日同じ場所で働いて、ルーティーンが出来る頃にはもうワクワクはほぼなくなってる。

 

海外にはこれまでも何回もいってきたし、交換留学でスウェーデン(1年)、語学留学でフィリピン(1か月半)、NZのファームステイ、エストニアでのホステル住み込みボランティアとか、ただの旅行以外もいくつか経験してきた。だからある程度分かっていたはずなのに、何か違うなって思い始めた。

 

海外が好きと思ってたけど、好きなのは旅なんだと思う。

 

国内旅行も海外旅行も大好きで、ひとり旅も友達・家族との旅行も好き。

バタバタと観光するような旅行も好きだし、ひとりでゲストハウスに沈没してのんびりするのも好き、数週間の住み込みボランティアも何回かやったけど全部楽しかった。

求めているのは旅のわくわく感であって、海外での生活ではなかったのかなと思ってる。

 

海外に行き始めた大学生のころは何もかもが新鮮だった。表記が全部外国語、めちゃくちゃな交通ルール、見たことない食べ物がたくさん、バスや電車のてきとーさとかひとつひとつに驚いてたし、道が聞けた、チケット買えた、レストランでオーダーできたとか自分で何か出来たことにも喜び感じてた。

でも色んなところに行って、色んな経験をして、色んなものを見てるうちに、真新しいものは減っていって、自分で出来ることも増えていった。そうなるとあの頃のドキドキワクワクはだいぶなくなっていった。

 

しかも、スウェーデンでの生活のほうが大変なことが多かった。自分の経験や状況を抜きにしてもスウェーデンのほうがカナダより大変だと思う。

公用語スウェーデン語で案内はほぼ分からないし、スーパーでの買い物も慣れるまで大変だった。アジア人が多くないから日本食どころかアジア料理ですらそんなに多くない。カナダなら日本語での情報も多いから困ったときもなんとかなるけど、スウェーデンのときは日本語はほぼなく英語だったから時間はかかった。

 

カナダでの生活は不便なことはほとんどなくて、ほんとうに住みやすい。

 

今飲食バイトしてて、普通に楽しいし、何の問題もないんだけど、せっかく働くなら将来にちゃんとつながったり、自分の成長だったり、やりがいのあるようなことをしたい。すごく難しいことで、ある程度の妥協はお金のために必要なのも理解してる。

 

ただこのたった1年のワーホリをなんか物足りないなぁって過ごすのはもったいないから、もっと旅っぽいカナダ滞在にしていきたい。まずはここで2か月くらい資金を貯めて、またどこか移動しよう。

ビザの期限が短くなるほど雇ってもらうのは難しくなるのは分かっているけど、workawayやwwoofを使ったり、ダメならトロントのラーメン屋さんに戻ることだって出来るからあと8か月楽しそうと思うほうに流れていきたい。

 

来る前に決めた英語力の向上という目標は忘れず、私らしい一生の思い出になるようなカナダ生活にしたい。