どこかにある何かを探して。

旅と留学の記録と時々日記。

子どもと犬 【スウェーデン留学】

こんにちは☺︎

 

10か月のスウェーデン留学から帰国し、はや1ヶ月。帰ってきたばかりの時は、急な天候の変化と時差ボケで体調を崩しましたが何とか復活しました。

 帰国前、最後の1ヶ月くらいはあったかくなってきて、外で過ごす時間が増えて、よく芝生や水辺でぼーっとしたりピクニックしていました。そうやっていると、よく見かけるものがあります。

 

それが子どもと犬です。

 

私は日本だと都会でも田舎でもないかなっていう町に住み、東京都内のデカめの大学に通っています。割と人が多いところで生活しているせいか、犬を見る機会も子供を見かける機会もあまりなかったような気がします。

 

それがこっちだとどこでも見かけます。

 

まず犬。

 

スウェーデンでは(他の国もかな?)犬も電車やバスに乗れます。日本みたいにボックスに入れないで、そのまま乗れます。だから一緒にお出かけしやすいからよく見かけるんだと思います。アレルギーの人はどうするんですかね。

あとはスウェーデン人の自然好きも関係あるのかなと思いました。ストックホルム市内にはそこら中に公園やら水辺やらがあります。一緒にお散歩したりするにはいいですよね〜。と思ったけどそれは夏だけですね😇 冬でも防寒着着せて、一緒にお散歩してる人はよく見かけました。

実際の数字は出てこなかったんですけど、見かける数は圧倒的にスウェーデンのほうが多いです。

 

 

そして子ども。

 

ベビーカーの多さには来てすぐに驚きました。どこでも見かけます。電車でもバスでも学校でもどこでも。(大人が大学生してることはよくあることです。)

そもそも子どもが多い。スウェーデンの福祉が進んでるのは有名なことで、大学まで全部税金で行くことができます。だから日本みたいにお金がないから子ども持てないってことが少ないんだと思います。だから移民の中には子どもを育てるためにスウェーデンに移住することもあるみたいです。

 

あとはベビーカーに優しい社会です。バスにはベビーカーが3〜4台そのまま乗るスペースがあります。しかもベビーカー1台につき、大人1人は無料でバスに乗れちゃいます。優しい社会だ。日本だとベビーカーは邪魔だって言われてなかなか電車やバスでお出かけは難しそうですが、こっちだと社会が認めてる感じがしますね。小さい子どもをもったお父さんお母さんがお出かけしやすい環境が整っています。

 

日本人の知り合いの方が言ってたんですけど、日本だと抱っこ紐がメジャーですよね。ベビーカーみたいに場所取らなくていいしね。こっちだとベビーカーがほとんどです。道も広いところが多いし、ベビーカー向きの街ですね。

お散歩道をお父さん同士でそれぞれベビーカー押して歩いてるのを見ると、「おお〜スウェーデンだな〜」と思います。スウェーデンでは男の人も育休とるのは当たり前のことで、そんな光景も珍しくありません。

 

これはスウェーデンに住んでる日本人の方から聞いたんですが、スウェーデンでは3人以上の兄弟は珍しいらしいです。日本だと(少なくとも私の周りには)3人兄弟は結構よくいますよね。4人、5人兄弟の知り合いも何人もいます。

スウェーデンの方が子育てしやすそうなのに何でだろう…と思ったんですが、ヒントは女性の働き方にあります。 

Gender equity(男女平等って訳されることが多いですが、男と女しか対象じゃないみたいであえて英語のままにしています。)の分野においてもかなり進んでるスウェーデンでは、女の人も働きやすい環境が整っています。 とはいえキャリアを積んでいく上で、いくら育休制度が整っていようとも何年も仕事から離れるのは厳しいです。育休は両親2人で分けてとれるけども、産休はどうしようもないですね。

 

子どもが育てやすい環境と制度のおかげで、多くの人が子供をもてているけど、子供がいるお家のなかの平均の子供の数は多くないという感じですかね。日本よりもそっちのほうがずっと人口が保てる気がします。日本ももっと男の人が育休とれやすくなればいいのにな~とも思いますが、そう簡単には変わりませんよね。

スウェーデンの高い税金を払わなきゃいけないけど、教育を無償で受けられる、子供を育てやすい環境、女性の活躍などを見ていると日本も見習えばいいのに~と思いますが、人口1000万人のスウェーデンだから出来ることで、大国ニッポンでは難しそうです。少子高齢化がかなり進んだ今からじゃもう無理だし、1億2000万人が今と全然違う新しいシステムに合意し転換するのも無理な話です。

 

スウェーデンは最高だな!日本はだめだ!って言いたいんじゃなくて、色んな国があっていいとこ悪いとこがあるよね~って話です。

 

色々と思ったことはあるけど、どんどん忘れていきそうなので自分用の記録として残しておきます。