どこかにある何かを探して。

旅と留学の記録と時々日記。

1年前の私からの手紙を読んだ

こんにちは。

 

無事大学を卒業し、4月1日から社会人になりました。

でもこの騒ぎで、1度も出社することなく自宅でオンライン講義やイーラーニングをする日々が続いています。社会人になった実感もなく、ひたすらお家に引きこもってます。

 

さっき部屋を片付けていたら「いつかの私へ」と書いた手紙が出てきました。

 

「今日は2019年6月7日。」から始まっていました。

去年ですね。留学していたスウェーデンから帰ってきた日付です。

 

この時は久しぶりの日本で楽しくて嬉しかったと思います。そしてこれから始める就活への不安がマックスだったころです。就活のことを考えては、スウェーデンに戻りたいって何度も思っていたのを覚えています。

ずっと目標にしていた交換留学が終わって、からっぽになった感覚もありました。非日常感がたっぷりで刺激的な日々から、就活や卒論が待ってる日本の大学生に戻るのが怖ったのもあったと思います。

 

そんなときに書いた手紙にはスウェーデンでの思い出とか、将来の不安とかがつらつらと書いてありました。

 

就活を心配してるけど、1か月半後には内定もらって終わってるよって教えてあげたい。いざ会社に入ってみると、中学のころからの夢「途上国の発展に関わりたい」も大学で海外行き始めたころから思っていた「日本を誇りに思って働きたい」も、スウェーデンで感じた「ライフワークバランス」も全部叶いそうって思えてるよ。

なんだかんだ流れつくところについた感じはします。この選択が正しかったかはわからないけど、何年後にこれでよかったと思えるようにしていきたいですね。

 

留学中の思い出もたくさん詰まっていました。

「大学生の時にスウェーデンであんなに濃い10ヵ月を送ったことを忘れないでいたい」って書いてありました。

帰国して約10ヵ月が経って、もう忘れていることもあるでしょう。正直、ちょっと話したくらいの友達の名前や何回か行ったカフェの名前はもう自信がありません。授業でやったことや博物館の中身も怪しいところ。

 

留学中は新鮮なことだらけで情報がめちゃくちゃ多かったから当然な気もします。

ブログや日記を読み返すと楽しかったことより、辛かったことの方がはるかに多く書いてあるのに、なぜか私が思い出すのは楽しいことばかりです。色々忘れているけど、そこに辛いことも入っていて、残っているのは楽しかったことが多いです。

 

帰ってきてから人に留学の話をしたり、寄稿文を書いたりするときに、楽しい思い出を書いていたからだとは思うけど、それでもスウェーデンの10ヵ月は楽しかったなって思えてるから幸せじゃないかなと。

行ったときは英語できなくて大変だったけど、帰るころには何とかなってたな。

何もできない就活が嫌で嫌で死んでもいいやと思ってたけど、就活終わってみればなんとかなったな。

寮の人たちが怖いって思ってたけど、後半はよく一緒にご飯作って食べて楽しかったな。って

 

全部終わってみればいい思い出で、楽しい思い出で上書きされていました。きっとこれは何年経っても楽しい思い出として記憶してるはずです。

 

だから、現在の状況も何とかなるなって思ったから文章を書いてます。

 

卒業式はなくなり、研修は今のところ全部オンライン、同期にも会えていなくて、引っ越しも延期になっています。4月に入ってから外食してないし、お出かけはおつかいで食料を買いにいくのみです。

 

落ち込んだりもするけど、いつかこれが終わって、時間が経てばあんなことあったよねーって言えるようになるって信じられるのは留学があったからだと思います。

 

帰ってきた時、留学してよかったって思えるのはこの先次第だみたいなことを書きましたが、留学してよかったって今思えてるから十分なのではないでしょうか!!!

 

留学だけじゃなくて、今まで私がやってきたことはこれからも私を支えてくれると思うので、時々振り返って忘れないようにしたいなと改めて思いました。

 

この自粛のおかげで時間がとれてこんなことまで考えてしまったよ!!!